田谷 智広(た や ともひろ)
特定社 会保険労務士
東京都社会保険労務士会会員
鎌 倉市倫理法人会副事務長



「士業ねっと」さ んのサムライレポートに掲載し ています。


書 籍
給与計算がしっかりできる本
         (かんき出版:共著)
外 国人労働者の労務管理

           (九天社:共著)
          
記事
労 務管理はじめの一歩
カイロライフ 連載中(46号~)


近 代中小企業 平成18年年8月
速習 平成18年8月

ビ ジネストピックス(みずほ総研)

No62 労務トラブルを防ぐ「服務規律」はこうして想定する
No.67 リスク回避に生かす「人事書式」の作成


セ ミナー

「辞 めた従業員から内容証明が届いたら」
平 成20年5月 鎌倉倫理法人会
「労 務監査と是正勧告」
平成20年1月 横須賀倫理法人会

会社が儲かる 就業規則
平成 18年6月 横浜技能文化会館




若 い起業家を応援する
あなたのスペシャルパートナー 森行政書士




社労 士の先生

渡辺経営労務事 務所

望 月健一経営労務事務所

社労士オフィスみやざき

平 井裕祐社労士事務所




なぜ雇用契約書も交わさずに雇うの?

この仕事をしていると、雇用契約書が必要になることが非常に多いのですが、同じくらい雇用契約書を交わしていないという会社があります。

会社が労働契約を交わさない理由としては、労働条件を曖昧にしたいという思惑があるようです。
確かに、一般的には会社と従業員では会社の方が強い立場にありますから、労働条件は会社主導で決まります。
ある程度あいまいで、その都度決めた方がやりやすいこともあるし、きっちり約束をしてしまいたくないという気持ちもあるようです。


労働条件を曖昧にするということは、一見会社に都合がいいように見えますが、裏を返せば従業員から見ても解釈の幅は広がります。なにより書面がなければ、言った言わないのトラブルになることは、簡単に予想できます。

社長 「当社は、Aさんを月給30万円で雇うことに決めたよ。明日から出勤してくれ。」
社員A 「ありがとうございます。がんばります!」

1ヶ月後

社員A 「社長、残業もいっぱいしてがんばったのに、給与明細を見ると30万円になっていますが?」
社長 「だって、月給30万円って言ったろう?」
社員A 「しかし社長、残業だけで50時間はしていますよ!」
社長 「だから、30万円には残業代も入っているんだよ。そんなことウチでは当たり前のことだよ。」
社員A 「そんな話は聞いていません!!」

この後社員が監督署にでも駆け込んだら、会社としては最悪なパターンです。

他にも休日とか賞与、退職金などはもめごとになることが多い項目です。


労働条件の中でも、給与に関することは最も重要です。
やはり、ここが曖昧だと問題は大きくなります。
言葉が悪いかもしれませんが、人を雇うということは、ときには家を買うより大きな買い物です。
そんな大きな買い物に、契約書も無いなんて恐ろしいことです。

もし契約も交わさずに買える家があっても、それは”はりぼて”くらいだと思います。

人も同じかもしれません。


契約内容が曖昧だと、社員の仕事ぶりもそれなりなものです。




戻る